(Okayama Move Up 2013.12月 中央左が津田、右がEXILE TETSUYA)

「スポーツにおいてリズムは大切」というのは良く聞く言葉ですが、具体的な習得方法は全く明らかにされていません。それどころか、スポーツにおけるリズムが何なのかさえ良く分かっていないのが現状です。

なぜか? それは今までスポーツ人とダンス人は水と油、お互いがお互いのことを敬遠していたからです。スポーツ人はスポーツ科学には精通していますが、リズムについてはまるで経験がありません。一方ダンサーは抜群のリズム感を持っていますが、それを理論的に説明するスポーツ科学の知識がありません。

私は陸上競技を専門に行い、現在も大学で監督をしています。一方、黒人選手がウォーミングアップで大きなヘッドフォンを付けている姿にあこがれ学生時代からダンスを始め、現在は地域の子供達にダンスも教えています。さらに、幼児から大学生までの運動指導を行っている経験をもとに「スポーツリズムトレーニング」は作られました。

私はこのアイディアをシェアしようと多くの大学教員やスポーツ指導者に話をしましたが、誰もわかり合える人がいませんでした。そんな中、プロダンサーの角田氏に出会い意気投合、様々なアイディアを出し合いリズムトレーニングは発展していきました。

今では多くの幼稚園・小学校で取り入れられ、NHKEテレの「Eダンスアカデミー」をはじめとするメディアにも取り上げていただけるようになりました。

リズムトレーニングは日本のみならず、言葉の壁を越えて実施可能なトレーニングです。リズムトレーニングを通じて日本だけでなく、世界中の人が健康で楽しい生活を送れるよう願っています。

一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会
リズムトレーニング開発者
代表理事  津田幸保