平成23年6月24日にスポーツ基本法が交付されました。スポーツ基本法は、昭和36年に制定されたスポーツ振興法(昭和36年法律第141号)を50年ぶりに全部改正し、スポーツに関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務並びにスポーツ団体の努力等を明らかにするとともに、スポーツに関する施策の基本となる事項を定めるものとあり、国家戦略としてスポーツ施策を推進することが決定されました。

先立って改定された新学習指導要領では中学校保健体育において武道とダンスが必修科目となりました。特にダンスについては子ども達の参加意欲が高く、同時にスポーツとしても楽しみながら運動機能向上を達成できる現代的な運動種目です。ダンスの基本はリズム感でありますが、このリズム感はすべてのスポーツの基本でもあります。しかし、スポーツにおけるリズム感の習得には確立された指導方法が無く、手探りの状態が続いています。
このような中、スポーツにおけるリズム感を習得し、楽しみながら心身の健全発達、健康の維持増進を図る「スポーツリズムトレーニング」を研究し普及することを目的とし、スポーツリズムトレーニング協会(STAR)は設立されました。

スポーツリズムトレーニング協会(STAR)が担う役割は「リズムトレーニングを普及・振興し、子ども達の運動機能と体力向上を図ること」を主とし、子ども達の生きる力の育成と活力ある学校生活に貢献していくことです。合わせて、中高年世代の健康維持増進、あるいは競技選手のパフォーマンス向上にも貢献し得るトレーニングであると考えています。

未来に羽ばたく子ども達が、また健康を願うすべての人々が、リズムトレーニングを通じて積極的に楽しみ、心と体を豊かにし、明るく楽しい生活を送っていただけるよう祈ってやみません。

加盟団体をはじめ、会員・賛助会員の皆様のご理解とご協力、更にご支援を賜りますようお願い申し上げます。

元文部科学大臣 衆議院議員
一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会
会長 河村建夫